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腰椎椎間板ヘルニア

なぜ鍼が腰のヘルニアに効くのか

腰椎は5つありますが、上から数えて4つめから下の腰椎、その間の椎間板にヘルニアが起こると、坐骨神経の症状が出てきます。

殿部や大腿後ろの痛みやしびれ感など。

鍼は、腰椎の神経根本のあるところ、及び、殿部の梨状筋の下、環跳(かんちょう)という経穴に刺します。

神経の根本に刺すのは、その神経の興奮を静めて痛みを改善する意味があります。

環跳への刺鍼も、原因への対処ではありませんが、痛みを止めるのに効果があります。

場合によっては、梨状筋に緊張がありますのでそこに刺す場合もありますが、その場合でも梨状筋の緊張の原因を探ってそれに対処しなければ意味がありません。

これは推定ですが、ヘルニア周囲の緊張部位及び神経の興奮鎮静をはかることによって、ヘルニアの当たっている神経周辺の炎症や腫れを引かせる症状を改善しているように思います。

環跳には坐骨神経そのものが走っていますので、鍼をすると神経に沿ってビビッとひびきます。神経の根本に刺しても、坐骨神経に沿ってひびきます。

その両方のひびき−刺激−によって腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛を鎮め、ヘルニア自体をも改善させているのではないでしょうか。

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