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触診

触診は押したり揉んだりしてはならない

触診するとき、ぐいっと押したり、ぐいぐい揉んだりする人がいます。

でも僕はしません。

もし強い圧を加えると、その組織の内圧が変化し、正確な触診ができなくなるからです。

もし東洋医学でも触診をするときは、ほとんどの場合皮下組織の性状を見るのですから、ある程度は押さえますが、ぐいっとは押さえません。

そっと押さえます。

必要以上の圧を加えてはならないんです。

経穴を調べるときなどは、皮膚がわずかに沈むかどうかの圧しか加えてはなりません。

身体を大きく見るとき、たとえば腹腔全体を見るときは、そっと腹部に手掌を乗せます。圧はほとんど加えません。その状態で、腹腔内の臓器を見ます。

緊張がある臓器、腸間膜などは、それでわかります。というか、わからなければなりません。

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