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東洋医学

東洋医学の考え方

東洋医学の理論というのは、一種の思想です。

古代中国から積み重ねてきた思想を医療に当てはめたものが東洋医学です。

東洋医学というのは我が国独特の言い方で、中国では中医学、韓国では韓医学といいます。

西洋医学は、様々な医学的実験を積み重ね実証を得てきたのに対し、東洋医学は、最初に東洋医学の理論があり、その上で臨床の解釈を重ねてきたのです。

最初にすでに理論がある。

もちろん、その理論にも人や時代によっていろいろな違いはありますが、根幹は変わりません。

最初にある東洋医学理論の元に、臨床が積み重ねてきたのです。

ですから治療をしてみて理論と食い違った場合、西洋医学では理論に間違いがあるのではないかと考えますが、東洋医学は違います。

食い違った臨床結果をどのように理論に当てはめて考えると整合するかを考えるのです。

言い換えると、東洋医学は、徹底した臨床重視主義です。結果が出なければなりません。いわば、その臨床を理論に当てはめるとどうなのかは、後で考えるといえます。

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