腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋に分類されます。
大腰筋は第12胸椎、第1から第4腰椎の側面(椎間円板含む)及び第1から第5腰椎肋骨突起に起始し、次に述べる腸骨筋と合して腸腰筋となり大腿骨の小転子に停止します。
腸骨筋は腸骨窩、下全腸骨棘から起始し、前述の大腰筋と合して小転子に停止します。
いずれの筋も、腰神経叢と大腿神経が支配します。
なお、大腰筋の起始部位の中央には腰神経叢が挟まれる形で存在します。
これらの筋は深部にあるためほとんど触れることが困難です。
唯一触れるのが鼠径靱帯の下部、大腿神経の触れる部位でその奥にあるのが腸腰筋です。大腿動脈の外側部位ですね。
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