ブログ

ブログ
治療

カゼのの治し方

不覚にもカゼを引いてしまいました。

実は僕、カゼの治療は得意な方なんです。ところが人のカゼは治せても自分のカゼは治せない、情けない治療家です…。

さて、初期のカゼでは、脈は浮になり良く探ると右の寸口が虚しているはずです。左尺中も虚しているかも知れません。

この場合は、復溜を補って水と気の流れを促進し、大淵を補って肺気を強くさせればたいてい治ります。風雨患者が皮毛にあれば、大椎とか大杼付近にごく浅く瀉法をします。熱があれば、合谷に瀉法ををして発汗させます。

さらにひどくなり、有汗の状態になると、合谷はやめ、尺澤でせきを鎮めたり、豊隆で痰を取ったりします。発熱が強ければ大椎に瀉法を施します。

鼻炎症状があれば、迎香ですね。僕はそれに五処を付け加えることも良くします。

ノドの痛みには廉泉、水突など。

咳には、先ほど申し上げた尺澤、中府です。

これらに加え、反応に従い、背兪、膈兪、脾兪、腎兪にも治療を加えます。

RECOMMEND