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触診

冬の脈

手関節で脈診をするとき、季節による脈の違いを考慮しなくてはならない。

秋季は、毛脈である。浮で羽毛をなでるような感じがして沈めると力がある。もし力がなければ虚証である。

冬季は、石脈である。浮ではあまり感じられず、按じて滑脈が感じられる。これも脈に力がなければならない。

本来は、土用の入りくらいから各々の季節の脈が現れるのだが(地域によって違う)、もうすでに冬季の脈である石脈が出ている人を散見する。

冬の到来を予感させる。

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