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セミナー

経脈の流れを知る

セミナーでは、様々な触診練習をします。皮膚に触って骨膜まで触診するというものとか、もちろんのこと、全身の骨格や筋の主要なものはミリ単位まで触診する練習をします。

もうひとつ、東洋医学的な面の触診の練習をします。

一つは経穴を触診するということ。正確に経穴を取らなければあんまも鍼灸も成り立ちません。

もうひとつは、経脈の流れを知るということ。

経脈には気が流れています。その気の流れを、ある経穴に触れて感じ取るというものです。

例えば、太谿(たいけい)に触れると、これはうちくるぶしの後ろにある足少陰腎経の原穴ですから、足少陰腎経に沿って流れます。

ところが、気を流すようにしても、なかなか流れない人や膝で止まってしまう人がいます。

この場合は、その患者自身に問題があって流れにくくなっている場合と、施術者の流す力が弱い場合があります。

膝で気の流れが止まる場合は、膝に何らかの障壁があって気の流れが止まっているのか、施術者が膝までしか流す力を持っていないかのどちらかです。

いずれにせよ、太谿に触れることにより、どこまで流れたのかを触診する練習をします。

もちろん、様々な経穴で行います。

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