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経脈

手太陰肺経の位置関係

昨日、列缺、經渠、太淵の位置関係について申し上げました。

これらは手太陰肺経に属するもちろん経穴です。

先日は、尺澤の別説、尺側よりにとるものについて申し上げました。

尺澤の尺側寄りが正しいとしてその延長を直線に取ると、列缺に当たるんです。

さらに、手太陰肺経の上腕の流れを、上腕二頭筋の外側ではなく中央に取ると(そういう説もあります)、別説尺澤にちょうど当たります。

肘窩のところで手厥陰心包経と手太陰肺経が入れ替わりますが、元々手厥陰心包経の概念ができたのは後になってからですし(馬王堆出土の書にはない)、位置関係が入れ替わるというのは、例えば下腿の足太陰脾経と足厥陰肝経にもあります。

何が何でも、他の並列する経脈に手太陰肺経はまっすぐでなければならないということはないと思うんです。

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