ブログ

ブログ
肩こり

東洋医学的な肩こりの分類

肝の病変による肩こりは、交感神経の興奮が顕著に表れます。肝気鬱滞、あるいは肝陽亢進ですね。前者は実証ですので瀉法を、後者は虚証ですので補法を中心に行うのですが、肩に対しては瀉法的に行います。

肝の肩こりは、棘突起際にも緊張が現れます。深部斜筋群が交感神経興奮により緊張するためです。ですからその部分にも治療を加えます。

脾の病変の肩こりは、皮下組織は柔らかく深部で強くこりが生じます。ですから、触れると一見凝ってないように感じるかもしれませんが、ご本人は強い肩こりを訴えます。

脾の肩こりは、もっとも緊張している深部をしっかりねらいます。たくさんの場所を治療しません。

腎の病変の肩こりは、多くは腎虚です。実はこれが一番やっかいで、治療が大変です。頚胸椎移行部を中心に関節の可動性が減弱しています。ですから、筋よりもまず関節を治療しなくてはなりません。

硬くなった関節をねらい、ゆるめるようにしていきます。

よろしければクリックをMR按摩鍼灸のブログ


RECOMMEND