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膝痛

膝の痛みに対する鍼

膝が痛い人は多いですね。

かくいう僕も、前十字靭帯を損傷してからというもの、時々持続的な鈍い膝痛がありますし、ある動作によっても痛みます。

ほとんどの方は、加齢によるもの、すなわち変形性膝関節症が原因ですけど。

僕の場合、膝の痛みのほとんどはマッサージで治しますが、時々は鍼治療を行います。

鍼治療は、痛みを軽減させ、拘縮を改善させることを目的にします。

痛みを軽減させるのでよく使うのは、膝眼です。膝蓋骨の下、膝蓋靱帯の横にあるところですね。

膝を屈曲させ、膝関節腔内まで深刺します。変形が進んでいるとうまく入らないこともありますが、鍼先の感覚を研ぎ澄ましてできるだけ入れます。ある一定のところまで来ると、痛みの原因部位に至ります。その部位でごく細かな雀啄を行います。場合によっては置鍼します。強い痛みを起こさないように注意して行います。

この方法は、膝の痛みを改善するのに役立ちます。

必ず僕が行うツボは、伏兔です。膝から離れているので(大腿のほぼ中央)考えつかないかもしれませんが、膝が屈曲位で拘縮している場合この部位に緊張が出ます。もちろんその他、必要に応じ梁丘や血海も行います。

膝の内側が痛み場合は、内側副靱帯に対し横刺を行います。直刺はあまり行いません。直刺でうまく効果が出たことがないからですが、ひょっとすると僕の刺鍼が悪いのかもしれません。

膝窩筋、腓腹筋が緊張している場合などはそこに鍼を刺します。それほど深く入れません。軽く響く程度です。

もちろん膝の治療は、局所だけ行ってもなかなか治りません。膝痛の原因を究明して、それに対処しなければなりません。

多くの場合は立位の姿勢不良ですが、それ以外のこともあります。

様々な要素から原因を探し出す必要があります。

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