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身体

膝の痛みと解剖学

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膝の痛い人にどのような治療をしていますか。

膝に限ったことではないですが、痛みの治療をする上で、まず第一に身体全体の構造を考え、なぜそこが痛くなるのかということを考えなければなりません。

なぜ膝が痛くなるのか。

なぜ膝が痛くなければならないのか。

この「なぜ」を考えていかないと本当の治療はできません。

次に考えなければならないのは、膝自体の解剖学的構造です。

大腿骨と脛骨で関節を作り、その横に腓骨があります。

関節面には軟骨があり、また内・外側に半月があります。さらに関節腔内には前十字靭帯と後十字靭帯があります。

内側半月は内側側副靱帯と接しているため、内側側副靱帯を傷めると大きな確率で内側半月も傷めます。

外側半月は外側側副靱帯と接していません。ですから、外側側副靱帯を傷めても半月に至ることは余りありません。

膝蓋骨は前面にあり、膝の屈曲時にてこの応用で大きな役割を果たしています。そのため、膝蓋骨が自由に動くかどうかで、膝の正常な動きと関連してきます。

膝蓋骨は、大腿四頭筋の延長として膝蓋靱帯に包まれています。膝蓋靱帯は脛骨粗面につきますが、外側広筋の延長として外側膝蓋支帯、内側広筋の延長として内側膝蓋支帯もあることを忘れてはなりません。

膝蓋骨の裏には膝窩筋があり膝窩の緊張を作っています。また、踵骨まで続く足底筋があります。

各々がどのような役割を果たし、痛みに対してどのように関与するのか、それを理解しなければ本当に治療したことにはなりません。

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