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触診

腹診

腹診の方法もいろいろありますが、セミナーで教えるものは、腹部に手掌を乗せた状態で深部まで推し量るという方法をとります。

ですから、触診力がないとできません。

何年かセミナーに通っていて、普段コツコツ触診の練習をしていると、誰でもできるようになりますけどね。

まず腹部中央に手掌を当てます。強く押さえたりはしません。

その状態で、腹部全体を傾聴します。

傾聴とは、手掌を耳のように使って、手の感覚で得られる状態を聞くこと。

これで腹腔内のおおよその状態を見ます。

次に、各臓器を触診します。

僕が最初に見るのは胃。胃は蠕動に従って幽門に向かって動いている感じがします。ほんのわずかな動きです。注意しないとわからない動きです。これを感じ取ります。

もし動きがなかったり、逆の動きを示していたりすれば、治療の対象となることがほとんどです。

次に十二指腸を見ます。十二指腸は、腸間膜の動きに従い、十二指腸が取り巻く中央に向かって律動的に動きます。これもごくわずかな動きですが、もし動きがなければ、多くの場合、治療の対象となります。

結腸も同様です。腹部の中央に向かって律動的にわずかな動きを示します。

また、それに加えて、ガスや便の存在も感じ取ります。もしここがおかしいなと思えば、圧してみて確認します。

この方法で、肝臓、膵臓なども見ていきます。それぞれ固有の動きがあります。腹部に手掌を当てるだけでわかります。

わかるだけの触診力がほしいものです。

といいながら、僕も調子が悪かったり、精神を集中できなかったりすると、わからなくなります。

それほど微妙な触診力が必要なのです。

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