ブログ

ブログ
マッサージ

マッサージでスラストをする

マッサージを行うときにスラスト法を行う人がいます。

因みにオステオパシーでは高速低振幅法(High Velocity Low Amplitude 略してH.V.L.A)といいます。高速で瞬時に筋肉を伸ばすことにより、ゴルジ腱器官を反応させて筋拘縮をリリースする方法です。

ゴルジ腱器官は、筋繊維の伸展に反応します。スラスト法は、強い瞬間の引っ張りに対して筋や腱の断裂を防ごうとする防御反応を利用したものです。つまり、強く素早い伸展にゴルジ腱器官が反応し、筋の拘縮がゆるみます。

筋の拘縮がゆるむ結果、関節の変位も改善する。関節変位の部位には筋の拘縮があり、両者は表裏一体として存在します。ですから、拘縮が緩解すると同時に関節の変位も改善します。そのような機序があるわけですね。

ということは、必ずしもボキッというわけではない。ボキッと音がするのは二次的なもので、特に音がしなくてもいいんです。

それをどうしても音が鳴らなくてはいけないと思い込んで無理やり動かすと、関節に傷害を起こします。筋や腱も痛めるかもしれない。

肝心なのは、変位を起こした関節をきちんと見極め、正確にコンタクトし、正確に動かすことです。

ピタッとはまると、振幅を起こす前にボキッと音がすることもあるくらいです。

でも、再度いいますが、音をさせるのが目的ではありません。

正確なコンタクトと動作。これをきちんとすれば、マッサージ治療にうまく取り入れると、より効果を発揮させることができると思います。

ペタしてね

お願い!クリックを!↓

人気ブログランキングへ

RECOMMEND