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マッサージ

H.V.L.A再び

H.V.L.A、高速低振幅法ですね。

いまいちわかりにくかったという人が多かったので、違う角度からもう一度。

ある関節部位に可動性の制限があったとします。

関節には筋がついていますが、その筋が収縮しているとも考えられます。

そのために可動制限が起きているんですね。

可動制限が起きるため、関節腔内の循環は悪くなり、周囲の血流や神経の働きなども悪くなります。

機能障害を起こした状態です。

高速低振幅法というのは、瞬間に短い動きを加えることにより、その部位の機能障害を改善させる方法です。

筋にはゴルジ器官という感覚器があります。

ゴルジ器官とは、筋の急激な伸張に対して働き、負荷を軽減させようとします。

すなわち、筋緊張をゆるめ、筋腱の断裂を防ごうとするのです。

高速低振幅法はこれを応用した手法です。

急激に動きを加えるため、緊張した筋は素早くのばされようとします。するとゴルジ腱器官がそれを察知し、腱断裂を防ごうと、急速に筋線維をゆるめます。

その結果、可動制限を起こしていた関節は、正常な動きに回復し、機能障害の改善も期待できるのです。

ですから、一部の整体などがしているように、何が何でもボキッと音をさせる必要はありません。

関節の可動性を正常にするという目的を達成したのなら、音は付随的に出ることはありますが、音をさせるのが目的でも目標でもないのです。

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