ブログ

ブログ

ハムストリングの痛み

ハムストリングは、大腿後側の筋、すなわち、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の事ですね(大内転筋を含める場合もあります)。

過剰な運動でこれらの筋の痛みが出ることがあります。

治療は、もちろんこれらに鍼をすればいいんですけど、それだけではありません。

ハムストリングは、膝関節を屈曲する役割を果たしています。鍛えにくいところでもあり、けがを起こしやすいところでもあります。

このハムストリングと拮抗している筋、大腿四頭筋などにも治療を行うことにより、両者のバランスが取れ、ハムストリング単独で治療を行うよりも効果を発揮することができます。

特に大腿直筋は2関節筋であり、股関節運動の際にも負荷がかかります。

そのため、大腿直筋の疲労は、ハムストリングの痛みとともに、股関節周囲の痛みとしても感じられることがあります。

従って、特に大腿四頭筋の中でも大腿直筋を目指す方が効果的な場合もあります。

要は、前後の拮抗筋をバランスよく治療することです。

鍼は深刺しなくても大丈夫です。筋膜に到達すれば一呼吸をおいて抜鍼します。

RECOMMEND