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腸間膜への鍼

むろん、腸間膜に鍼は届きません。間接的に腸間膜に作用させるようにします。

腸間膜は、腸をぶら下げ固定している膜ですが、何らかの理由で緊張することがあります。あるいは、腸間膜自体一定のリズムで自動運動を行っていますが、その運動が不調になることもあります。

すると、腸自体の機能にも障害を起こしやすくなります。

どの腸間膜に問題が起きているかは触診で判断します。

強く押さえてはいけません。

腸間膜は比較的深いところにありますが、浅く手掌を腹部に当てることにより、腸間膜の動き、緊張の程度がわかります。もしわからなければ、触診力が足りないか、腹部の脂肪が多すぎてわからないかでしょう。

ここかなと思ったら強く圧してみてください(押さえすぎないように)。痛みを訴えるかもしれません。もし、緊張や圧痛があれば、まず間違いなくその腸間膜は機能障害を起こしています。

多くの場合、腸間膜の直上の腹部表面にその反射部位が投影されています。

従って、問題を起こしている腸間膜の真上の腹部にてい鍼を当てるか浅刺してください。深く刺す必要はあります。

何呼吸か刺していると、腸間膜が動き出すのがわかります。

鍼が軽く感じられれば治療は終了です。

その後腸間膜を触診してみてください。





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