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アトピー

アトピー性皮膚炎の一例

脈を診ると、全体に少し無力。右寸口は浮で無力、沈めて虚。左寸口は虚でした。

腹診も含めて脾虚と判断しました。

治療は、足三里に温灸、大白に補法てい鍼、大陵に補法てい鍼です。

これで脈は整いました。

腹部を見ると、横隔膜の動きが減弱しています。

そこで横隔膜を圧すると、横行結腸で空気の通る音がします。

上腸間膜神経叢、下腸間膜神経叢を刺激する目的で、中かん(月+完)、天樞にてい鍼。

その後横隔膜を見ると、動きがよくなり、圧しても音がしなくなりました。

脾虚があると、熱が肌肉に停滞します。また水が皮下に貯留してしまい、皮膚は乾燥します。肺に影響を及ぼして衛気も産生しにくくなりますので、いっそう皮膚の症状が出ます。

当面、この治療方針で行くつもりです。

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