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鍼灸・按摩・マッサージ
肩こり2
肩こりについて少しだけ書いたのが結構前になるけど、その続き。
肩こり治療で大事なのは僧帽筋ではなく、肩甲挙筋。肩甲骨上角と第1〜第4頸椎横突起を結ぶ筋ですね。けっこうこの筋が肩こりの原因になること多いです。学校によっては、肩井は肺に刺さって危険だから直刺しないでつまみ押し手をしてと教えているところもあるそうですが、そんなことしてたら肩甲挙筋には当たりません。的確な位置と角度と深さに気をつけていれば、肺に刺さることはありません。
次によく刺すのが小菱形筋。手太陽小腸経のルートですね。
忘れてはならないのが肩甲下筋と上後鋸筋。肩甲骨の裏側に向けて刺します。
もちろん局所の鍼だけではなく、筋膜の流れを考えたり、経脈の流れを調べたりして遠隔部に刺すことも重要です。
このことは鍼灸だけではなく、按摩でも重要です。
院長・羽山弘一